富士山噴火で溶岩流到達地域が大幅に拡大(ハザードマップ改訂)

富士山噴火で溶岩流到達地域が大幅に拡大(ハザードマップ改訂)

富士山噴火でどうなるのか!?家族の命を守るために、すべきことは?かつては都市伝説的に扱われていた富士山噴火。ただ、ここ数年で事態はかなり変わり、警鐘を鳴らす専門家も少なくない。頻発する最近の地震も決して無関係でないよう。活火山である富士山の300年以上噴火していない。マグマを溜め込んだ分は溶岩到達地域の大幅拡大へ

富士山噴火時の被害範囲は必見、休眠期間が延びてるだけに、ハザードマップも改訂された。

想定される被害や範囲など事前に出来ることの備えはしておきたいところです。

地鳴りのような轟音とともに、灰色の噴煙が勢いよく立ち上っていく。
700摂氏温度以上の火砕流が、時速100 km の速さで山肌を流れ落ちる。
そして真っ赤な溶岩流が、山麓の街をゆっくりと飲み込んでいった・・・

そんな富士山大噴火の危険性が、今高まっているようです。
富士山は過去50から100年間隔で噴火を繰り返してき、最後に噴火したのは、江戸時代の1707年。

その後300年以上の沈黙は、いつ噴火してもおかしくない状況にあります。
12月3日には山梨県東、富士五湖を震源とするマグニチュード4.8の地震が発生。
ネット上では、富士山の噴火を不安視する人達で騒然とした。

2021年3月富士山ハザードマップが17年ぶりに改定


主な修正点は、マグマの量が2倍になり、噴出地点も44箇所から252カ所に増加。
溶岩流が到達する地域、静岡県と山梨県の2県15市町村とされていたが、神奈川県を含む3県27市町村に拡大された。
被害の想定が以前よりもはるかに大きいものに。
噴火したらどうするか!?私たちはどう行動すべきなのか。
まず発生から1時間、命を守る行動を取らなければならない

噴煙と共に噴火した火山灰は、上空一万メートルに達、、西風によって福岡の1から2時間後には東京にも到達する。首都圏はパニックに陥るに違いない。
外出先で噴火を知った場合、溶岩流が到達する心配のない地域であれば、急いで帰宅して家族と合流することが望ましい。

可能なら、火山灰の到達予測から離れた場所へと避難するのが賢明。
まずは自宅や勤め先子供の学校実家がどのような影響を受ける地域なのか把握することが大切

火山灰が降り始めれば、瞬時に交通マヒに

線路に灰がたった一ミリでも積もれば鉄道が止まり
道路に5 CM 積もりは車も走れない
火山灰が降るまでに避難所や自宅に到着したい
もし間に合わなければ火山灰が降る中を歩いて帰宅あるいは避難所に移動することになる

防災システム研究所所長の山村武彦さんは火山灰の中での移動について指摘する

火山灰は見た目はさらさらしていますがマグマが微粒子になった細かいガラスです
少しでも目に入れば角膜が傷つき場合によっては失明する危険性もあります
コンタクトレンズの人はすぐにメガネに変えましょう
スキー用のゴーグルなどをつけマスクをつけて移動してください

紙に火山灰がつくと落とすのが大変なので目や耳や鼻に入りやすくなる
ヘルメットが好ましいですがなければ帽子をかぶる傘を差すことも有効

火山灰が肌に付着すると皮膚を傷つける恐れがあるので移動中は厚手の長袖長ズボンを着用
火災が発生した場合に備え熱で溶けて肌に張り付く危険性のあるナイロン素材は避けコットン系など選ぶべき
なんとか室内にたどり着いたとしても気は抜けない

24時間以内に生き延びるための準備を済ませなければならない
火山灰はわずかな隙間から室内に侵入します。窓の隙間を養生テープなどで目張りし換気扇夜間紀行には目の細かいフィルターを取り付けてください。
火山灰は火力発電所のタービンに入り込み動きを止めます。それにより電力供給がストップし停電が発生します。
災害は情報収集が命綱ですのでラジオや乾電池などを用意する必要があります

溶岩流が東海道新幹線や東海道線の線路東名高速や新東名高速中央自動車道を破壊するため
物流は長期間にわたって滞る火山灰が舞う中では自衛隊のヘリも飛ぶことができず救援物資もいつ届くかわからないパニック状態に陥る

最低でも一週間ぶんの水や食料を確保しておく必要があります
発生してから24時間以内に一週間文を用意するのは難しいので
富士山はいつ噴火してもおかしくはない今備蓄しておくべきです

火山灰の様子を見ながらその後一週間で判断すべきことがある
もし交通網が回復していたら疎開を考えてみてもいいでしょう

火山灰圏外で頼れる親戚の家などがあるなら一時的に避難すべきです
噴火は一発では終わらず火山灰が何ヶ月も断続的に降り続けることも考えられます
再び噴火してからでは遅い
ニュースをこまめにチェックしながら自分が住んでいる地域の危険度を把握し
物流の回復状況などを鑑みて状況次第では早めに決断すべきです

屋根に火山灰が積もった状態で雨が降れば火山灰が水を吸って重くなり
木造の家は押しつぶされ倒壊する危険性もある
いざというとき家族を守ることを確認しておくべき